The Bunny Lee Rock Steady Years

僕は何を隠そう、60年代〜70年代のJAMAICAN MUSIC ――SKA、ROCKSTEADY、REGGAE(EARLEY REGGAE、ROOTS、SKINS、DUB)―― が大好き。
そもそも音楽が本当に好きで好きでたまらなくなったきっかけは、JAMAICAの音楽が好きになったから。思想的なところは共感できる点、できない点はありますが、あのカリブ海に浮かぶ日本より小さい島に世界へ影響を与えた音楽が産まれたことは奇跡だといつも思います。

そんな偉大な先人たちに敬意を払いながら、少しずつ僕の知識の範疇でご紹介したいと思います。

ということで、一回目は「The Bunny Lee Rock Steady Years」をば。

The Bunny Lee Rock Steady Years The Bunny Lee Rock Steady Years
Various Artists

曲名リスト
1. Lonely Lover
2. My Conversation
3. Hey There Lonely Girl
4. Take Me Back
5. Long Day Short Night
6. How Could I
7. Let Me Go Girl
8. Don't Believe Him
9. King and Queen
10. Dark End of the Street
11. Loving Mood
12. Right on Time
13. I Can't Help It
14. In the Park
15. Long Time Me No See You Girl
16. Forever
17. Somebody to Love
18. To Sir With Love
19. I'm Going Home
20. Build My World Around You
21. Hold Down Miss Winey
22. Come Back to Me
23. Born to Love You
24. What I'm Gonna Do
25. Man at Work

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Bunny LeeはROCKSTEADY時代の名プロデューサー。ROCKSTEADYと言えばTREASURE ISLEというレーベルが最も有名ですが、個人的にはBunny Leeの“LEE'S”がイチオシ。

このオムニバスはLee'sの珠玉な名曲たちをコンパイル。リリース元は“MOLL-SELEKTA”。ドイツ盤みたいですね。

Cornell Campbellが在籍したと言われるSensationsの超名曲「Lonely Lover」。力強いベースラインに重厚なホーンとCornellのファルセットボイスが絡む。RocksteadyにしてはちょっとBPM早め。恐らく初CD化の楽曲。これだけのために僕は買いました。
次に5曲目「Long Day Short Night」。初期Rocksteadyの名曲ですが、この曲ってPrince Busterのレーベルからリリースされていたような?恐らくこのオムニバスを作った人が間違えてる。だから収録されててラッキーなDawn Pennの気持ちいい&せつない曲。
あと敢えて押すなら18曲目の「To Sir With Love」。クレジット間違いでこの曲もDawn Pennになってますが、正しくはSuzzlte。確か7インチ激レアで、昔はよくオークションになっていたな、と。

最後にジャケット表4に「All Tracks produced By Bunny Lee between 1967 and 1968」と記載がありますが、どう考えても70年代前半の楽曲が入っています。

と、最後は誤植突っ込みになりましたが、実はジャマイカもののレコードやCDには誤植があって当たりまえ。それもある意味ジャマイカンミュージックのゆったりとしたよさかな、と。

ちなみに補足。Rocksteadyのよさは個人的ではありますが、ベースラインの美しさ。ベースを聴くとまた違って聴こえますよ。

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