Radioheadのユーザー価格決定型配信限定アルバム「IN RAINBOWS」の結果を見て。

Ok Computer

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音楽はもはやデータの一種であり、フリーで楽しむことができるWEBサービスと同じになってしまった。

「価格はあなた次第」のレディオヘッド新作、幾らで売れた? - ITmedia News
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0711/06/news044.html
 人気バンドのレディオヘッドが先月、買い手が価格を決められるアルバムをオンライン販売して話題になったが、一銭も払わずにダウンロードした人が6割に上った。

パーセンテージは別として、誰もがフリーダウンローダーが過半数以上を占めると予想していたと思いますし、結果もそうなりました。
ここで僕が言いたいのは、音源がタダになっていくことを嘆いているわけではなく、日本の音楽ビジネスも遠からずこの状況に直面することを認識すべきと思います。

かと言って、著作権使用料撤廃を高らかに叫びたいわけではなく(著作権使用料が無くなった場合、日本の音楽ビジネスは崩壊する。アーティストは音楽が好きで音楽を作っていると同時に、対価で生活している。対価がなくなったら、彼らは何を収入源とモチベーションにして創作活動をするのか?対価がなくても評価だけあって、それでアーティスト活動をして生きて行けるわけはない。だから僕は著作権使用料はあるべきと思っているし、フリーの音源からはダウンロードしない)、レコードレーベルがそろそろ本気になって考えて欲しいとシャウトしたい。それは、原盤使用料や著作権使用料以外でビジネスを成立させるスキームを作ること。

具体的な方策として、、、と思いましたが、これ以上はここで語りません。一点突破できる、打破できる方法はなんとなく思いついていますが。

今日の結論は前述の

レコードレーベルが原盤使用料や著作権使用料以外でビジネスを成立させるスキームを作ること。

に留めて、Radioheadの「IN RAINBOWS」を適正と思われる対価を支払って購入することにしましょう。