簡単にメールでコミュニケーションを取る方法
from Eay
会社風土の変化と新しいコミュニケーション
僕が勤める会社は、私服だったり、エンタメ系だったりしますので、傍から見ると「くだけた会社!」のような印象を受けていると思います。
確かにここ2年ぐらいの間で、中途社員が約1000人ぐらい増え、色んな会社のカルチャーを持ち込んでくれているわけですが、それでも根底を流れているのが「体育会系」。
体育会系は辛かったが、今はジブン懐かしいっス。
今でさえ、薄れましたが、僕が入社したときは、そりゃすごかった。
先輩と飲みに行っていて、冗談を言われて「いやいや〜」と言ったらもうロックオン!それから1時間ぐらい、その場で説教なんてこともありました。乾杯をするときの礼儀からエレベーターの乗降に関する礼儀まで、様々な「体育会系」ルールを教えてもらったものです。
異動で分かったメール本文宛名の重要性
で、話は戻りますが、現在は前述の通りの理由で、会社の風土が変わりつつあるわけです。
今の部署に異動したのは兼任期間を含め半年前ぐらい。その部署は新規事業だったため、中途入社の社員とか、派遣さんとか、アルバイトくんが大量にいて、9割以上の人がここ2年以内に入社した人間でした。
そんな部署に異動したときに一番驚いたのは、メールの文面。
敬称に「〜様」ではなく、「〜さん」!それがアルバイトだろうが、社員だろうが、部長だろうが、役員だろうが「〜さん」。後輩には「〜くん」だったり。
体育会系出身の僕は、最初は受け入れることができず、密かな抵抗として、「msmlさん」とメールを送ってくる人に「〜様」と付けて送り返していたわけですが、ある時、今の上司に言われました。
「msmlくん、まじめなのはわかるけど、みんなが仲間意識を持って仕事をするためには、メールのコミュニケーションが必要だよ。君のメールでの人の呼び名が堅苦しくて、メールを受け取った人が君を堅物だと思ってしまうよ!」
堅物!結構!と強がるも、いまでは「〜さん」と送っています。
そういえば、体育会系文化風土だったときは、役職が付いている人にはかならず「〜課長」って呼ぶように教えられたけど、今では「〜さん」だな。自分も新風土に染まったものだ。
で、そもそもなんでこんなことを書いたかと言うと、下記エントリーを見て、前述なことを思いまして。
■3分LifeHacking:友人や同僚との“距離感”を考える語尾表現 - ITmedia Biz.ID
http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0707/27/news108.html
" メールやインスタントメッセンジャーなどのテキストによるコミュニケーションは、なかなか難しい。ビジネス文書というと、とかく堅く考えがちだが親密度によっては、崩した表現のほうが伝わる場合もある。そんな親密度に応じた語尾表現を考えてみよう。"
もちろん、文面を柔らかくするには、同エントリーの末尾にある表なんかの文字を人と空気を読んで適時に使うことが必要ですが、最も効果的なのは、メール冒頭の宛名かな、と思いまして。
メールって、まず送信元と、Subjectを見て、本文を見ますよね。で、本文の冒頭に書く宛名書が、送信元の印象を決定づけるわけです。
ぜひ皆さんも、宛名を工夫(というかほとんどバリエーションがありませんが)して、円滑なメール・コミュニケーションの第一歩を。
注意事項
でもこの宛名も適時に使うべきですが。間違っても、違う会社のお偉いさんになんて使ってはいけません。
また、それまで「〜さん」とメールを送っていたのに、急に「〜様」と送ることで、いきなり距離を作るのも面白い。そのまま冷戦に突入する恐れもありますが。あと、体育会系の人には「〜様」と付けるよーに!間違えると、校庭の裏じゃなくて、社屋の裏に拉致られるかも。
雑記
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