Stranger Cole「WE ARE ROLLING ON TOUR」@渋谷クアトロへ行ってきました−!

どんないい形容詞も見つからない。それがまず感想。

人生は限られているわけで、ライブを観る回数も準じて限られる。
仕事を含めると、年間で約40件ぐらいはライブを観ていますが、今日のライブは年間40件のライブとはまた違った、それらを正直超越したモノでした。期待以上に最高でしたよ。
明日の新潟、30日の大阪で彼にまた会える方は羨ましい。もう一度と言わず何度も観たい、そして彼のフィーリングを、バイヴをまた感じたい。心からそう思いました。

Bangarang Best of 1962

Bangarang Best of 1962

下記ライブで実際に彼が歌唱した楽曲名を記載します。ネタバレ危険ありなので、ご注意を。

まず1曲目はOWEN&LEONとの共作楽曲「KooKoo Doo」。スカのイベントで、盛り上がっている時間帯にダメ押しのようにセレクターが選ぶ一曲。イントロに、当然会場は一気にボルテージが上がる。

そしてStranger Coleが!!全身白色のスーツに、赤のチーフが素敵!似合い過ぎだぞ!
彼が歌う。そのとき、会場が一気に一体感を持った。あぁ、これが本当のライブだ!

その後、彼の60年代前半の楽曲が並ぶ。
「RUFF&TUFF」や「RUN JOE」。60代とは思えない軽快なステップと声量。というか、歌声は50年間変わってない!スゲエ!
個人的にはKEN BOOTHEとの名曲「World Fair」、DREAMLETSが誇るボーカル陣とのデュエット「When I Call Your Name」なんかはStrangerのカッコ良さが引き立つ。

「何歳になっても恋はするもんだよ」そんな事を伝えられた気がした。

お待ちかねのロック・ステディタイム。

彼の楽曲は、個人的にスカの頃よりロック・ステディ時代の方が好きなので、待ってました。
何度も繰り返し聞いた、あのベースライン。

「Just Like A River」

あのDVDでも、グラディと一緒に手を繋ぎながら歌っていたなぁ。あのシーンは本当に素敵。

「Bangaran」で会場に何度もマイクを向ける。常にお客さんと対話しながらのライブ。今、世界中にいるアーティストの中で、どのぐらいのアーティストが、お客さんとライブ会場で対話できているだろう、そんな気がした。

そして!!

遂に涙が。「Just Like A River」の歌詞のように!

今回、歌って欲しい、歌うと予想した楽曲がいくつかありました
当然、歌ってほしい楽曲の中で、実際には演奏しなかった楽曲がありましたが、僕の中のうれしーい誤算もありました。つまり、全く予想もせず、期待するのを忘れた曲。

Stranger Coleが珍しくPrince Busterでリリースしたスカ後期の名曲。

「Yesterday's Dream」

哀愁で繊細なメロディラインに、自分が涙ぐみ始めているのさえ、気づかなかったほど。

そして。

「Over Again」。

そうそう。僕が好きなのは、Stranger&Gladdy。ベースライン、優しいピアノの旋律、そしてStranger Coleの哀愁な声。映画で今も仲良くしている彼らを見て、あの曲の良さはあの二人の仲の良さだな、と思いました。
そんなStranger&Gladdyの名曲。ようやく、自分が泣いているのを気づきました。

フィナーレ。

本編最後は、「Ken BootheとSKATALITESとやった、60年代のスカ・チューンだ!」と彼のMCで、気づいた!
ええっ、「Artibella」!イントロの瞬間、クアトロが揺れた!
自分にとってもスカを好きになったときに一番最初の方に聞いた曲。感動!

「アンコール!アンコール!」

5分ほどで、出て来てくれた!

「Stanger in Next Door」だっけ?初期のオーセンティックをやって、感動のフィナーレの楽曲は、ストレンジャー・コールのスカ後期の名曲・キラーチューン。
そう!

「We Shall Over Come」!

今でも彼の声が胸に響いています。それだけ、僕は彼から伝わるものを享受できました。
彼も楽曲が終了するごとぐらいに片言の日本語で「アリガトウ!」と言ったり、頭を下げたり。僕らに感謝していましたが、それは逆!僕らが本当に感謝!

だって、60歳になってもスカを聞いていたいし、ストレンジャー・コールみたいな60代になりたい!って、思えたから。目標ができたから!

今も胸が高鳴る。

言葉で言い表せません。ほんとにいいライブでした。
そして帰路。自分はストレンジャー・コールみたいに、60歳を超えてあんなにカッコよくいられるのかな?と何度も思いました。

最後に、Stranger Coleを日本に招き、ライブを主催して頂いたDrum&Bass Recordsに深く感謝致します。
本日はありがとうございました。

■ドラム&ベース レコード
http://www.drumandbass-rec.com/enter.html

YouTubeに昨日のリハの模様がUPされてた!

▼どーぞ!

雑記
  • 明日MONKEY MAJIKがMステ出るらしい!
  • HMVがECとポイントカードID共通化してた。知らなかった。