フィードがCRMを変える
「フィードがメルマガに取って代わる--開発各社が語る関連ビジネスの今後 - CNET Japan」小川浩氏のコメントより、
その具体例として、フィードパスでは「FeedBase」というフィードを直接生成するユーザーインターフェイスを開発しているという。これが完成すれ
ば、イベント告知や求人・求職情報などをフィードで提供することが可能になり、有料課金メディアとしてメールマガジンの地位を奪う可能性もあるとの見解を
示した。
個人的にはもうメルマガによるCRMは終焉していると思います。メルマガの開封率は格段に下がり、1%あればいい方。
実際に僕もメルマガはタイトルによっぽど興味があることが書いていない限り見ません。
特に、楽天のメルマガはヒドイ。
楽天でモノを買えば買うほどメルマガ配信を希望していないハズなのに、メルマガが来る。これは購入画面の一番下に「メルマガを希望する」というチェックボックスがあって、これを外さないで決済完了してしまうと、あとはどんどん送り付けられる。カスタマー側はもはやスパムだと思っているのに、運営者側は「なぜ開封率が下がっているんだろう」と思っていることでしょう。当然。楽天のシステムに問題があるから。
前置きが長くなってしまいましたが、僕もフィードはメルマガに取って代わるツールだと思います。
色々な違いや要素があり、割愛しますが、メルマガはどちらかと言えばカスタマー受身のツール。対してフィードはカスタマーがリーダーに登録しないと読めない。サイト運営者にとっては受身のツールですが、カスタマーの能動性はメルマガより高い。となれば、クリックレートもメルマガよりは高くなる。
フィードによるCRMにおいて、今後の課題としては、ジャンルのカテゴライズと利用者側が本当に求めているコンテンツを集約して配信すること。
特に後者は、あったらいいな、と思うサービス。
内容はフィード購読数が多いコンテンツをサイト横断してジャンルごと、セグメントごとに配信してくれる代理サービス。それにユーザー属性やRSSリーダーの一日当たりの利用回数に乗じて配信本数なんかを自動調整してくれたり。いわばサイト更新情報のエージェントですね。
RSSフィードはなんと言ってもIE7に実装されますし、今後どういったビジネスモデルが生まれるのか期待。
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