音楽に投資⇒配当金

CNET JAPAN8月30日のエントリー「音楽原盤権を1口1万円から個人で購入できるサービスが開始」より、
　　http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20217207,00.htm

　音楽原盤権の証券化を行うミュージックセキュリティーズは8月29日、音楽原盤権の一部を個人がウェブで、1口1万円から購入できるマーケットプレイス「Copy Right eXchange（CRX）」のサービスを開始したと発表した。

アーティストの楽曲ごとに対して現金（1口1万円）を投資して、その楽曲への投資金額と著作権使用料に応じて報酬が支払われる仕組み。いわば株式を買って、株価が上昇すれば配当金が入る仕組み。

試みとしては新しいけど、単純にアーティストのファンはそんなお金の使い方をするのか？
そこにCDが介在しているから「投資」であってもいやらしくない。でも現生の「投資」って、何かイメージ的にいやらしい感じしますよね。

昔、新人のコア・ファンに「なぜCDを買うのか？」という問いかけをしたところ、「アーティストに投資している側面もある。」と返答を貰ったことがあります。

Copy Right eXchangeのこの試み、発想として面白いですが、CDにいくらでも注ぎ込むコア・ファンでも、1口1万円を現金で支払ってまでアーティストを応援したくなるのか疑問。
また、一部支払うコア・ファンがいたとしても、アイドルものに限られるでしょう。

商業音楽の香りがスゴクするこのビジネスモデル。果たして？？

ちなみに、現状対象としてCopy Right eXchangeにUPされているのはインディアーティストだけですね。