ロングテールについての図解
最近、業務でロングテールについての図解資料を作成したので、ちょっとご報告を。
以下図解は下記条件を基に作成しました。
①プロダクトは同じ品目での異なったコンテンツを持つものをそれぞれ1アイテムとする(例:書籍など)。
②ある一定期間(1年間)内にあるプロダクトの期間内アクティブアイテム(一枚以上売れたアイテム)を棒グラフに、左から右へ降順にソート。
③500以上はロングテール部分を強調するために割愛。
④Eコマース法人とリアル店舗はそれぞれほぼ同じ属性のユーザー、品揃えをしている販売店。
上記通り、Eコマース法人はリアル店舗に比べ視覚的にも倍のロングテール(ピンクの丸囲み部分)を持つことがわかった。
・・・という様なレポートをざっくり作ったんですが、なぜロングテールに注力すべきかと言いますと、
①ロングテールの積み上げによる販売数のボトムアップ(“塵も積もれば山となる”)
②ロングテールは所謂“負け犬”のアイテムだが、可能性として“金のなる木”に返り咲く可能性もある。
という2点。
特に②は、さまざまなユーザー同士のN対Nコミュニケーション(ユーザーレビュー、ブログなど)によって、“負け犬”だった商品にスポットが当たり、更にN対Nでのプロモーション(口コミ)によって飛躍的に売り上げ伸ばす、というケースについて語ったものです。
実際にアメリカでは“負け犬”だった商品が“金のなる木”に返り咲くというケースもEコマース上では起きてます。
但し、一番難しいと思われる“口コミ”をユーザーに対して喚起することができればですが。この点が今後取り組むべきメーカーとしての課題です。
ということで、ロングテールに関してのレポートでした。