自分はとことん人に恵まれていると思う。

自分の半生を振り返ると、自分はつくづく人間に恵まれていると感じます。

大体、自分なんて今頃どこかでのたれ死んでもおかしくなかったなぁ、と思う。

もの心ついた頃、実の親父（10年前に逃亡先で死去）は借金を作って逃亡していたし、オフクロは一人息子の自分を養うために毎晩遅くまで働いていた。

今でこそ風邪すら滅多にひかない健康体ですが、小学校低学年までは原因不明の病気（いきなりぶっ倒れる）にかかり、まさに3日3晩生死を彷徨ったり。体も弱くて、その頃は運動神経も悪い。親父がいない。オフクロがいない。

ときどきゴハンを食べることがイヤだった時期があります。確かそれも小学校低学年の頃。

その頃を振り返ると、小さいなりに自分に対する劣等感からストレスを感じていたんじゃないかと思います。

先日亡くなられた家政婦さん、タクシーのおやっさん、そして尾張旭に住むMさん。

特にMさんは、オフクロが入院していた頃、万が一のケースがあった場合は、僕を養子にしようと思っていたと社会人になってから教えてくれた。
その話を聞いたとき、本当に嬉しかった。
実の親父にも、今の親父にも申し訳ないけど、このMさんが自分の親父だったらどうだったろう？なんてことを最近ときどき考える。

Mさんは今もご健勝。今年の正月はお邪魔できなかったけど、来年のお正月こそお邪魔させてください。

そして、雑草の自分が東証一部上場企業で昇進できたことを報告し、Mさんへのささやかな孝行のひとつにできたらと考えています。

Mさんだけではなく、自分は本当に人に恵まれている。本当に毎日思う。そしてずっと思い続けて、人と接して行きたい。

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