JAMAICA音楽のルーツに迫る「Ruffn' Tuff/ラフン・タフ ~永遠のリディムの創造者たち~」

OLDIES BUT GOODIES!!!! 


この間、30歳の大台に到達したこともあるのか、自分のルーツについて、たまに考えたりします。いま自分の考え方を形作っているのは?とか、今の自分の感性を作っているのは?とか。そして自分にとって音楽のルーツと言えば、中学時代に知ったレニー・クラヴィッツと、大学時代にのめりこんだレゲエ。


ここ半年ぐらいまでは、COLDPLAYにはまりまくっていたのもあり、レゲエの情報すら探したりしていませんでしたが、久々に僕の情報源である大阪のDrum & Bass Recordsを覗いたところ、あのStranger Coleが来日公演を行うことと、「Ruffn' Tuff/ラフン・タフ ~永遠のリディムの創造者たち~」というDVDがリリースされていたことを始めて知りました。


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Ruffn' Tuff/ラフン・タフ ~永遠のリディムの創造者たち~

ドキュメンタリー映画 石井“EC”志津男 グラッドストン“グラディ”アンダースン



おすすめ平均
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日本版WrongEyed

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ラフ&タフ!



曲名リスト

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念のため。Who is Stranger Cole ??



Stranger Coleは主にロックステディ期を中心に活躍、キーボード奏者のグラディ・アンダーソンと組み、ヒット曲で言うと「Just Like A River」、個人的には「Jobzemacoo」(スペル自信なし。持ってる7インチがブランク盤のため)とか「Now I Now」、「Over Again」、「You Shall Over Come」なんかが好きな男らしいハスキーボイスが印象的なシンガー。おいくつぐらいなのかなぁ。日本に来るのは最初(ですよね)で最後になったりしそう。なので、e+でチケットゲット。ちなみに彼のプロフについてはDrum & Bassに詳しくありましたので、引用させて頂きます。 



「Rough & Tough」「Bang a Rang」やケン・ブースとのデュエット作「Artibella」「World Fair」盟友グラッディとのビッグ・ヒッツ「Just Like A River」等、音楽史に残る名曲の数々で知られる、スカ時代から活躍するジャマイカン・ミュージックのパイオニア。近年では「StrangeJah Cole」と名乗る。オーバー・ヒート制作の映画「ラフン・タフ」でのグラッディとのパフォーマンスをご記憶の方も多いのではないでしょうか。今回初来日となるストレンジャーを支えるのは日本屈指のロック・ステディ・バンド、ドリーム・レッツ。92年より活動をはじめる彼女達の2001年にアルトン・エリスと交わした2時間45分にも及ぶ熱きステージは忘れられない。今回パッツィーの来日は実現できなかったけれど、ドリーム・レッツがいるから大丈夫。(Yu Know?)彼女達とストレンジャーのセッションをみんなわくわくしながら、楽しみにしていて欲しい。


http://www.drumandbass-rec.com/

http://tinyurl.com/2q8gca


あと、YouTubeに動画がUPされていますよ♪



そして「「Ruffn' Tuff/ラフン・タフ ~永遠のリディムの創造者たち~」」DVDはAmazonで注文♪


Amazonプライムの便利さをここで言及するのはさておいて、今日はいつもより早く帰社できたので、早速自宅鑑賞。

感涙。


内容は、前述のグラディを中心に、インタビューのドキュメンタリーなんですが、インタビューに出る人出る人が感涙ものでした。個人的には、

  • グラディ・アンダーソン
  • アルトン・エリス
  • リロイ・シブルス
  • ジョニー・ムーア
  • カールトン・マニング
  • U・ロイ
  • リン・テイト 
  • ストレンジャー・コール


なんかが特に感涙モノでした。 


切り口は、Jamaicanミュージックの変遷における50年代の黎明期〜カリプソ〜スカ〜ロック・ステディ〜レゲエについて、当時から活動しているアーティストへのインタビューだったんですが、みんなほんとに元気!リロイ・シブルスとかカールトンとか、60年代に出した曲と声も全く変わっていないし。みんな「オレがロックステディを作った」なんて豪語していますが、それはご愛嬌として、それよりも色々な社会的情勢に左右されつつも音楽を続け、そして昔話しをしながらも今も元気に演奏するメンバーを見ていると、目頭が熱くなります。これはきっと僕がマニアだからという理由だけではないでしょう。


また最後のチャプターがよかった。グラディが50年来の友人に会う、ということでご機嫌だったみたいなんですが、その友人が7月に来日公演をするストレンジャー・コール。今でもほんとに仲がいいみたいで、手を繋ぎながら「Just Like A River」をハモってました。なんだかカワイイ光景でした(不謹慎ですみません)。あの関係が当時でもあったから、数々の名曲が生まれたんですね。しかしグラディは優しいキーボードを叩くなぁ、なんていつも思っていたんですが、人格の表れだったと再認識。

レゲエ好きがマスト!意外の方もオススメです♪


以前、キューバのシルバーバンドについて描いた「ブエナ・ビスタ・ソシアルクラブ」というドキュメンタリー映画がありましたが、近いタッチで描かれています。レゲエが好きな方はもちろん、普段あまり聴かない方も楽しめる一枚かと。オススメですよ♪


 via:Drum & Bass Records


 

ちなみにストレンジャー・コールは唯一TROJANからベストが出ています。名曲揃いのスペシャル盤!

Bangarang: The Best of Stranger Cole 1962-1972
Bangarang: The Best of Stranger Cole 1962-1972

Stranger Cole



曲名リスト

1. Rough & Tough

2. Miss Dreamer

3. When You Call My Name

4. Till My Dying Days

5. Stranger at the Door

6. Uno Dos Tres

7. Conquer

8. Oh Oh I Need You

9. Tom, Dick and Harry

10. Boy Blue

11. Hush

12. We Are Rolling (Under the Tree of Life)

13. Yeah Yeah Baby

14. We Two Happy People

15. Come Back

16. Koo Koo Doo

17. Run Joe

18. Make Believe

19. Love Your Neighbour

20. We Shall Overcome

21. Drop the Ratchet

22. Oh Yee Mahee

23. Give Me the Right

24. Tonight

25. Tell It to Me

26. Your Photograph

27. Down the Trainline



1. Just Like a River

2. Seeing Is Knowing

3. Over Again

4. Love Me This Evening

5. Darling Jeboza Maco

6. Now I Know

7. If We Should Ever Meet

8. Try Me One More Time

9. Last Flight to Reggae City

10. Bangarang

11. When I Get My Freedom

12. Life Can Be Beautiful

13. My Love

14. Give It to Me

15. What Mama Na Want She Get

16. We Two

17. Glad You're Living

18. Help Wanted

19. Pretty Cottage

20. Everything With You

21. Lift Your Head Up High

22. (Where Will You Be) Tomorrow

23. Make Good

24. Run Up Your Mouth

25. These Eyes (A.K.A. Crying Every Night)

26. My Confession

27. I Want to Love You



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