ライフログ、実現へ。

2011年度までのWeb2.0技術、個人の行動履歴「ライフログ」の利用進む - ニュース - nikkei BPnet」より、

野村総合研究所は11月10日、国内における2011年度までのWeb2.0関連技術の進展について予測をまとめた。それによると今後5年のあいだ、消費
者向けサービスを中心に個人の行動履歴を自動記録する「ライフログ」の利用が進み、企業向けサービスもこれに追随するという。

遂に“ライフログ”が実現する見込みがある、というニュースが出始めました。

ちなみにライフログとは、「ライフログ (Lifelog)とは: - IT用語辞典バイナリ」より。

個人の活動記録を記録する営みに通じるものであるといえる。ライフログを研究している代表的なプロジェクトとしては、Microsoftが推進している「MyLifeBits Project」がある。これは、パソコンを使用する際に行われる全ての操作・動作を、後から追跡することを可能にし、これを追跡することによって過去の分析や追体験を可能にしようとするものである。

携帯電話や、家電がログを持つことで、ユーザーの行動履歴→属性を蓄積し、そのデータによって広告や商材などを提案する、というのが企業が考えるライフログ・ビジネスモデル。

「ウェブ2.0は夢か現実か?」感想」というエントリーで以前書きましたが、ライフログによって行動が全ていつでも引き出し可能になるならば、ライフログ以外の自分には何が残るのか?
ライフログによって、いつか自分のコピー・ロボットが出来、そのロボットは果たして自分なのか?
そもそも企業側が持つライフログのプラットフォームの中に自分の実績が組み込まれることが、気持ちがいいことなのか?

この辺りはぜひ有識者の方のご意見を伺いたいところ。