米タワーレコード清算屋が落札

タワーレコードの伏谷社長のブログによると、アメリカのタワーレコード清算屋に落札されてしまったとのこと。
Nothing More, Nothing Less.10月7日のエントリー「残念な結果」より。

8月のchapter11後に行ったオークションの結果が出たのだ。最高額のビットをしたのは清算屋のGREAT AMERICAN GROUPで、価格は$134 million。在庫などの資産を買い上げた後に解体し、ばら売りするようだ。

日本の音楽ファンから愛されているタワレコの故郷では”ばら売り”とは悲しい感じがしますね。

伏谷社長は遺憾の意を述べると共に、タワーレコード生誕への感謝をし、日本でもそのDNAをより進化させると結んでいます。
同エントリーより更に引用

ここ日本でも『TOWER RECORDS』という最高の音楽ブランドを冠した私たちはタワーのDNAを注入された音楽を愛するスタッフ達に支えられ、そして多くの音楽ファンから支えられてこの厳しいマーケット環境の中でも強い競争力を維持し健闘できている。今回の結果は極めて残念なものだけれども、いつの日か再び米国で『TOWER RECORDS』が再興し最高の音楽ブランド、音楽企業として君臨することを心から願って止みません。私たちタワーレコードジャパンはラスとラスの生んだ『TOWER RECORDS』のDNAを継承しこれからも音楽の素晴らしさを世の中に伝え続けていきたいと思っています。NO MUSIC, NO LIFE.

メーカーにいる人間として、ある法人に対しての思い入れは投稿してはいけないとは思いつつも、タワーレコードは自分にとっても特別なCD屋。今みたいにインターネット環境が普及していない頃は新しい音楽との出会いはいつも店頭、そしてタワレコでした。
アーティストへの思い、楽曲をススめる心、それがいつも店頭にあって。

そんなタワレコの生まれ故郷ではタワレコがその役目を終えようとしていますが、日本ではその意義/存在を持ち続けて、音楽ジャンキーたちをナビゲートし続けて欲しいと思います。

追記:日本のタワーレコードアメリカのタワーレコードは既に資本関係が無く、日本のタワーレコードには影響がありません。念のため。

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