アフィリエイトの認知高まる

CNET JAPAN9月20日のエントリー「Eストアー アフィリエイト意識調査 過半数が抵抗感なし」より、
 http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20238787,00.htm

 大証ヘラクレス上場でウェブショップの総合支援サービス事業を手がけるEストアー(東京都港区)が、ブログ(日記風の簡易型サイト)を通じたネットショッピング利用者を対象に調査した結果、アフィリエイトの仕組みを気にせずに「商品を購入する」との答えが55・3%と半数を超えた。

認知が高まっている結果が如実に現れましたね。

僕の持論として、ブログに代表されるCGMによって新たに創生される「CGM経済圏」は拡張を続け、ECサイトはそういった“CGM店舗”と競合するか、取り込むかの選択を迫られると確信しています。そしてどちらかと言うと、“取り込む”という戦略の方が重要だと思います。CGMメディアは無数にあるわけですから、いかに優秀なMD/編集者がECサイトにいても、不特定多数による集合智には敵わない。

EC店舗が「CGM経済圏」に出店するツールとして“アフィリエイト”や“ドロップシッピング”があります。そのツールを介在して、「CGM経済圏」の住人であるアフィリエイターにどういったメリットを付与して、商品を売ってもらえるように提案するか。それを先鋭的に行っているのがカスタマイズ可能のAmazonのWeb Service。

更に同エントリーから引用、

 アフィリエイトの仕組みを「知っている」とした割合は87・9%に達し、ブログ閲覧者の大半が理解していることが分かった。「広告をクリックしたことがある」は52・9%と半数を超え、うち実際に商品を購入した割合は38・1%に達した。

既にブログ閲覧者の1/3以上が商品購入経験があるとのこと。
比較対照はありませんが、「CGM経済圏」の拡張がより加速しているということは感覚的に掴めますね。

モノを売る仕組みが変化し続けていることに対して臨機応変に適応し続けなければならない時代にどう付き合うか。そしてそれがバーチャルな世界ならそのスピードはリアルより圧倒的に早い。情報を迅速に収集/検証し、あらゆる仮説を立てながら実行し、検証して新しい仮説を立てる。そのサイクルが早い企業のみ生き残る、ということですね。