ネット接続従量課金制へ?

CNET JAPAN9月14日のエントリー「ネットの完全定額制もはや限界 事業者ら適正コスト検討」より、
 http://japan.cnet.com/news/com/story/0,2000056021,20233108,00.htm

 月額5000円ほどで完全定額制が当たり前のブロードバンド(高速大容量)通信料が、利用量の多いユーザーについて、値上げや追加料金支払いが避けられない見通しとなってきた。

僕個人はそれほど自宅での重たいファイルのDLやサイト閲覧をしませんが、“定額じゃなくなる”と聞いて気にならずにはいられません。インターネットの良さはチープな点ですから。

そもそもの理由について。

 日本は大容量の光ファイバー通信サービス利用者が600万件に達するなど、世界でも突出して格安のブロードバンド環境が普及。これによりウィニーで注目されたファイル交換ソフトなどで個人がやり取りする画像や動画ファイルなどの通信量が爆発的に増加しているほか、USENの「(GyaO(ギャオ)」など無料ネット放送や音楽配信サービスなどによる通信量の増加も加速している。

 こうした通信量の増大により、通信会社の回線容量は徐々に逼迫(ひっぱく)する事態に直面。インターネット接続事業者(ISP)の設備増強が追いつかない状況となってきた。

Gyaoもそうですが、YouTubeに代表される動画サービス、iTMSに代表される音楽配信が定着しつつある中で急激に露呈した問題なのですね。

また面白いのがファイル共有での通信費。
WinnyやIM(インスタント・メッセンジャーの略)に代表されるPtoP通信も影響を及ぼしているんですね。
僕はメッセンジャーGoogle talk)を使ってますが、本家アメリカでは既にSkypeのようにファイル転送サービスなども開始しているそう。PtoPでのファイル交換がより加速した場合、通信量は更に膨らんでしまいますね。

総務省がインターネット関連のあらゆる業者を呼んで検討委員会を設置するとのことで、ことの成り行き次第では日本におけるWEB世界を根底から覆す恐れがあります。勢力図にも変化が生じることでしょう

気になるところです。