Eコマース市場におけるロングテール現象

ブログを立ち上げて以来、音楽の話題ばかりフィーチャーしてたのでそろそろIT/EC関連の二発目を。
ロングテールって言葉をご存知でしょうか
もしご存知ない方。具体例を挙げますので、お付き合いを。

例えばある書店で、一年間に売れた本をタイトル別に売り上げ冊数上位降順で左から並べて、それをタイトルごとに棒グラフにしてみます。

すると、一番左がグラフの頂点を掠め、段々右に行くにつれなだらかな線を描く様に限りなくゼロへ近づきます。そしてロングテール”とはこの限りなくゼロに近づいた棒グラフの列を言います。一方、一番左部分を“恐竜の首”と言う人もいます。

店舗=リアル店舗
Eコマース=ヴァーチャル店舗

とすると、リアル店舗では取り扱いのできる本の種類が限られ、逆にヴァーチャル店舗では本の在庫を実際に持つ必要が無いため、次の仮説が成り立ちます。

ロングテールの長さ(ヴァーチャル店舗>リアル店舗

そして、本日!とある法人(リアル店舗とヴァーチャル店舗を両方持つ)で比較検証をしていたところ、

ヴァーチャル店舗でのアクティブタイトル÷リアル店舗でのアクティブタイトル=約1.25倍という結果を得ることができました!

実際に、アメリカのある経済評論家の推察によると、Amazon.comの売り上げの1/3はこのロングテールとのこと。塵も積もれば山となるです。

もちろん、再販に関する規定など、アメリカと日本では若干市場が違うため、必ずしもAmazon.co.jpの売り上げの1/3がロングテールとは限りません。しかし、このロングテールにブログやレビューなど、信頼性が置ける口コミが加わると、一旦ロングテールアイテムだったものが再びヒットする可能性さえあるワケです。

我々Eコマースに携わる人間としてはこのロングテールをいかに伸ばすか、そしてその中からユーザーからユーザーに広め、いかに再ヒットさせるかが今後Eコマースでプラス・オンの売り上げを作る大きなポイントだと考えています。

但し、我々メーカーがいい商材を作ることがもっとも重要かと思いますが。

ということで、Eコマースに関するうんちくコーナーでした♪
明日も資料作成マシーンと化します!