「バベル」感想
- 出版社/メーカー: ギャガ・コミュニケーションズ
- 発売日: 2007/11/02
- メディア: DVD
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勝手な総評
テーマは「愛」。
でもそんな生易しいものではなく、愛は世界のあらゆる場所にあって、人間同士がお互いに傷つけながら愛し合っている、そんな姿を描いた映画だった気がします。
但し、「バベル」の世界観自体は「空虚感」「絶望感」「若さ故の危うさ」が同居した、乾いた質感。その質感だからこそ、「愛」が浮き出る、そんな印象ですかね。
演技
菊池凛子の演技は、世界で評価されただけあって、やっぱり怪演。
痛々しいほど自分を傷つけるチエコを、まさに体を張って演じたその姿に脱帽。あとは、ブラピの老けメイクが新鮮だったかも。
元気があるときに観てください。
テーマは大きいし、それだけこの映画からのアウトプットは自分の中に蓄積されるような内容ですが、観るには気合いと時間(だいたい2.5時間ぐらい)。何か深いテーマの映画を探しているときにオススメ。