GMailとGoogle Mail

CNET JAPAN9月15日のエントリー「グーグル、「Gmail」の商標登録をめぐってさまざまな障壁」より、
 http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20236047,00.htm

 Googleが無料ウェブメールを40カ国語対応にする計画を進めている。しかし、「Gmail」という名称を世界共通で使用しようと考える同社は、数々の障壁に直面している。

 2005年10月、検索最大手のGoogleは英国で「Gmail」の商標をめぐる紛争に巻き込まれ、和解による解決を探った末にメールサービスの名称を自主的に「Google Mail」に変更し、大きな話題となった。また、英国の一部ユーザーからはこの不手際に対し非難の声があがった。

Googleは寵児として、更に怪物としてWEB世界に君臨していますが、そのGoogleが直面している問題が一つ露呈した、ということですね。どの世界でも出る杭は打たれる。

ただし、ユーザーライクのことを考えると(というか自分本位ですが)、やはり単純に世界基準として「GMail」というサービス名で統一して欲しいなぁ、と思いました。非常に使い易くて便利なWEBメールですからね。

更に引用します。

 しかし、問題はそこで終わらなかった。西ヨーロッパ全域を舞台に、Googleとドイツ人ベンチャーキャピタリストDaniel Giersch氏との間で、静かな闘争が始まったのだ。Giersch氏は6年前に取得した「G-mail...und die Post geht richtig ab」(G-mail……郵便物はすぐにお手元に)というドイツ語の登録商標を決して手放さないと主張している。

ドイツ・ハンブルグ地方裁判所はGiersch氏の主張を認めたそうで、Googleに対して「GMail」というネーミングでの同サービス配布を禁止したそう。
更にこのGiersch氏は既に「G-mail」という商標登録を取っている西ヨーロッパ数カ国での同じ内容での提訴及びアメリカでも提訴を検討しているとのこと。
出る杭は打たれる。Googleが直面している問題がまた一つ、浮き彫りになったようですね。
最後に、GoogleはGiersch氏には“怪物”ではなく、“悪魔”と呼ばれているようです。個人的には気に入りませんが。

 Giersch氏はこのほど、ロサンゼルスの仮住まいからCNET News.comの電話インタビューに応えて、次のように述べた。「Googleのやり方は、非常に脅迫的で、非常に攻撃的で、非常に不誠実なものだ。わたしにとっては、大変な悪(evil)だ」